今回は岐阜市子ども・若者総合支援センター”エールぎふ”をトリママ調査隊が取材に行ってきた様子をレポート🔍
「エールぎふ」って聞いたことあるけど、どんな施設でどんな時に利用できるんだろうというママの声を受けて、施設に関する内容を調査してきました。

初めて行く場所って勇気がいるから、施設の情報を事前に知っておきたい・・
調査隊メンバーも”エールぎふ”に行くのは初めて❗️
今回は”エールぎふ”ってどんなところかをママ目線で調査してきました🔍
岐阜市子ども・若者総合支援センター”エールぎふ”
本取材では、岐阜市子ども未来部 子ども・若者総合支援センター
所長 原 浩介さん
副所長 若井 俊洋さん
に取材しました。ありがとうございました。
”エールぎふ”ってどんなところ?

岐阜中警察署の南にある”エールぎふ”は、元々小学校だった場所を改修した施設!
小学校の雰囲気も残りつつ、中は新しく全面的に改修されているので、明るくて入りやすい印象✨

実は”エールぎふ”が開所して10年目になりますが、とても綺麗な施設です!!
各フロアがカラー分けされていて、親子でリラックスして利用できます。

例えば、乳幼児さんがよく利用するフロアはピンクのカラーで統一されているので、優しい雰囲気の中で安心できますよ。

旧校舎でなんとなく懐かしい感じがして親もリラックスできるね♫
子ども目線でも安心できるように、各所にアイデアが散りばめられていました。
▶︎”エールぎふ”は何のために作られたの?

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「エールぎふ」って聞いたことあるけど、他の市や町にはない施設ですよね?
なんのために岐阜市に作られた施設ですか?
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原所長 ”エールぎふ”は、子どもや若者に関する問題の複雑化・多様化に対応するため開設されました。
子どもたちの様々な問題・・例えばいじめや不登校などメディアなどを通じて報じられていますよね。
ケースによって原因は様々ですが・・例えば、問題の元に家庭の問題も絡んでいると学校だけでは解決できません。
また、乳幼児期のお子さんも子どもだけをみて問題を解決することって難しいんです。

原所長 そういった問題を家庭に寄り添って解決するために”エールぎふ”は開設されました。
▶︎誰がどんな時に利用できる施設ですか?

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「エールぎふ」はどんなときに利用できる施設ですか?
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原所長 エールぎふは0歳から20歳前までの子どもや若者、その保護者の方の悩みや不安の相談に対応しています。
岐阜市内在住の方を対象とした施設です。

不安なことがあったら、電話で相談したら良いですか?

原所長 はい!電話で相談を受け付けています。
大きく分けて5つの係で対応していますが、エールぎふの特徴は”総合相談”を設けているところです。
総合相談では5名の職員が、子どもまたは保護者からの相談を受けます。どこの係で対応すると良いかをエールぎふの中で相談して、その後のサポートに繋げているんです。

窓口自体は一つなんですね!!

原所長 そうです!ワンストップで受けとめているというところが大切だと思っています。
行政機関や施設に相談するって、保護者の方にとってもすごくハードル高いじゃないですか!?
せっかく電話したのに「違う課に連絡してください」なんて言われると辛いですよね。
そうならないように、まずはとにかく受けとめるのが”総合相談”を設けているメリットだと思います。
エールぎふは岐阜市内在住の人を対象としていますが、市外の方からの相談もあります。その場合、適切な施設を紹介するようにしていますよ!

原所長 エールぎふを開設して10年でトータル約15万件の相談に対応しています。
▶︎対応してくれる相談内容は?
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エールぎふで対応してくれる相談内容はどんな内容ですか?
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エールぎふでは年齢や相談内容に応じて5つの係が対応しています。
①乳幼児相談・支援係
0歳から5歳の小学校入学前までのお子さんの相談対応を行なっています。
言葉や心身の発達の遅れ、友だちと遊ぶことが苦手など・・親子教室や幼児支援教室で支援しています。
また、ペアレント・トレーニングといって子どもたちにどう接して良いか分からない方や育児に悩んでいる保護者のサポートも行なっています。
②家庭児童相談係
虐待や子どもの養育の不安について相談対応しています。
虐待の通報があると「こどもサポート総合センター」というエールぎふ独自の仕組みで、一つ一つのケースに対応。
出産前から支援を行うことが必要な特定妊婦を支援する場合も一定数あります。乳児院や病院等と連携して、親支援をすることもあります。
③発達支援係
6歳以上のお子さんを中心に発達相談や検査などを行なっています。
保護者の方からだけでなく、学校からの相談もありますので、実際に学校に出向いて子どもたちの様子を見て学校と連携して支援するといったケースもあります。
④教育支援係
不登校の子どもたちが通う子ども・若者自立支援教室を開いています。
学校には行けないけど、エールぎふには来てくれるお子さんもいるんです。
自立支援教室はエールぎふだけでなく市内4ヶ所で開いています。どこも廃校になった旧校舎を使っています。
不登校になる子どもたちは、エールぎふなら集まってくれる子が多いです。やっぱり子どもたちって人との関わりを求めているんだな・・と改めて感じています。
⑤才能伸長・自立支援係
小学生以上のいじめや問題行動、ひきこもりに関する相談に対応しています。
高校を卒業した子どもも含めて、継続的に支援しています。長い場合ですと、小学校から高校を卒業して就職するまでカウンセリングを続けているケースもあります。

原所長 エールぎふに電話相談が入ると、5つの係対応します。
例えば、「いじめ」で相談があった場合”才能伸長・自立支援係”が対応しますが、いじめをきっかけに不登校にもなっている場合は”教育支援係”も一緒に対応できるのです!
▶︎どんな人が対応してくれるの?

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エールぎふに相談すると、どんな人が対応してくれますか?
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エールぎふにはスタッフ総勢122名が所属しています。さらに専門アドバイザーが17名がそれぞれ役割を果たしています。
さらに、
- 小学校教員
- 中学校教員
- 幼稚園教諭
- 臨床心理士
- 保健師
- 精神保健福祉士
など、様々な専門資格を持ったスタッフが在籍しています。
それぞれのケースに応じて、専門のスタッフが対応しますのでご安心ください。
▶︎いろんな役割が1ヶ所に集まっているメリットは?

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「エールぎふ」の中に様々な役割の係が集まっていますよね!
1ヶ所に集まっているメリットはどんなところですか?
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エールぎふ 若井副所長:エールぎふができるまでは、発達の相談なら”発達相談センター”、児童虐待関係は”子ども家庭課”、不登校のお子さんへの支援などは”少年センター”と、本当にバラバラだったんです。
相談されるケース1つをとっても、ご家庭の中で抱えている問題がすごく複雑化しているところがあります。”エールぎふ”のように一つの場所に統合されたことによって、各家庭が抱えている問題に対して係内だけでなく、係を超えて協力することができるんですね。
エールぎふ 原所長:どの自治体でも「連携して対応」や「顔が見える関係」なんてよく言われますが、やっぱり各係が一緒に働いて問題に立ち向かえるという点が最大のメリットではないでしょうか。

私たち母親にとっても、どこへどんな風に相談したら良いか・・想像以上に悩んでしまうんです。
なので、様々な課が連携して一つの問題に対応してくれるのは安心感があります。
▶︎エールぎふに相談するメリットは?
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市の健診で発達を指摘されたけど、どこに相談したら良いかわからないママたちも多いようです。
小児科の受診なども勧められることもあり不安になります・・。
エールぎふさんに相談するメリットはなんでしょうか?
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エールぎふ 若井副所長:特に、市の検診で発達を指摘された場合は、ご家庭での様子を聞きながら必要に応じて発達検査を実施しています。
その結果に基づいて、親子教室や幼児支援教室のご紹介をしています。
また、エールぎふ内の支援だけでなく他の施設と連携しながら、支援していきます。

エールぎふ内で完結させるのではなくて、子どもに合った方法や施設を紹介してもらえるだけでも心強いですね!
エールぎふ 若井副所長:お子さんが通っている園や学校との情報共有を密にしているところも強みの一つです!
幼児支援教室に通っているお子さんについては小学校に入学する際に「引き継ぎシート」を使用して、お子さんの情報を学校に伝えるようにしています。
エールぎふ 原所長:幼児支援教室でマンツーマンで接することで、お子さん一人ひとりに応じて「こんな風に接すると良いんじゃないか」や「こんな支援があると良い」などを掴むことができます。そういった情報を就学時には小学校とも共有しているんです。

母親として、小学校の先生に自分の子どもの特徴を理解してもらえるのはとてもありがたいです!

原所長 例えば・・あがり症で1番に先生から当てられちゃうと困っちゃうというお子さんもいます。
この特性が小学校に伝わらずに、いきなり当てられてしまって固まってしまう。
そうなると、周りのお友達から「喋れへんの?」と言われて傷ついてしまう・・。
あくまで一例ですが、より良い支援の方法について小学校に伝えられるのもメリットの一つだと思います。
実は、幼児支援教室は岐阜市内の小学校に入る約1割くらいのお子さんたちが関わっているといわれています。
何か、困ったことや不安なことがあれば、ためらわずに総合相談へ連絡してもらえると良いと思います。



幼児向けのフロアには、子どもたちがリラックスできるようにピンクを基調としています✨
トイレや手洗い場も、子どもだけで利用できるように配慮されていましたよ!
▶︎他の支援センターや他県にないエールぎふの強みは?

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エールぎふって岐阜市内の独自の施設だと思いますが、他にはない強みってありますか?
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原所長 令和4年度から「こどもサポート総合センター」をエールぎふ内に設置しました。
「こどもサポート総合センター」は
- 岐阜県中央子ども相談センター 地域連携課(児童相談所)
- 岐阜県警察少年サポートセンター 分室
- 岐阜市教育委員会
- エールぎふ
の4つが連携したステーションです。


原所長 児童虐待に関わる通告が入った場合、こどもサポート総合センターでどういう対応をするか会議を開けるようになっています。
これまでは、学校から通告がエールぎふに入ると、エールぎふだけで対応を考えて対応をしていました。
だけど、その判断が本当に正しいか・・。本当はもっと重篤なケースで警察も一緒に行って、すぐにでも保護しないといけないケースもあるんです。
エールぎふから児童相談所へ、児童相談所から警察へ・・。となると、やはり伝言ゲームと同じで正しく伝わらないこともありますよね。
今回1つの場所に集まったことで、それぞれの対応を共有して動くことができるので、万が一のリスクは明らかに下がっていると思います。

最近はニュースでも目を覆いたくなるような虐待のニュースもありますよね。

原所長 実は1年で390件程度の通報や相談がありました。
年間の平日が大体243日なので、1日多い時は3〜5件の会議を開くことがあります。
この体制は他にはなく、エールぎふの強みと言って良いと思っています。
ぎふでの子育てがより安心に・・!
今回は岐阜市子ども・若者総合支援センター”エールぎふ”を取材しました。
施設名は聞いたことがあるけれど、どんな時に利用するか分からない・・などママから寄せられた声をもとに取材したところ、
岐阜市にしかない施設で親子で一歩ずつ前に進んでいける支援制度がたくさんありました。
初めて施設を訪れる人や初めて相談する時は勇気が必要ですよね・・。
エールぎふは、総合相談窓口で適切な係につないでくれます。子育てで困ったことやつらいな・・と感じた時は電話一本まずは相談してみてくださいね。

調査隊メンバーも初めてエールぎふに行きましたが、詳しく施設について教えてくださいました🤲
岐阜市子ども未来部 子ども・若者総合支援センターの皆様、取材にご協力いただきありがとうございました♡


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