子どもが風邪をひくと、毎回心配になりますよね。
特に冬場はインフルエンザやさまざまな感染症の流行が重なり、その不安はさらに増すものです。
今回、運営団体NPO法人こどもトリニティネットが開催した9月『ぎふママ子育てサロン』〜小児科医と学ぶ子どもの感染症〜にて、なだこどもとアレルギーのクリニック なだ先生にお話しいただきました。
子育てサロン内でママたちから寄せられた質問に回答していただいたのでQ&A形式でご紹介します🤲

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下痢をした時はすぐに受診した方が良いですか?
下痢をした時はすぐに受診すべき?
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なだ先生 すぐに受診しなくて良いでしょう。
下痢をしていても、機嫌が良く食事を摂れていれば、よっぽど心配ありません。ただし、ご飯が食べられない場合やお腹が痛そうな場合は受診が必要だと思われます。
便の調子がおかしい時は診察時に便を持参していただいても良いですが、感染リスクもあるため、スマホで撮影した写真や動画でもOKです。写真や動画で情報は得られますので、ぜひ写真や動画を活用してください。
ワンポイントアドバイス
アレルギー症状や発疹など、診察時には症状が消えていることもあります。症状が出ている時の写真や動画が役立ちますので、気になる症状は撮影しておきましょう。咳など言葉では表現しにくい症状にも有効ですよ。
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熱性痙攣(ねつせいけいれん)が起きるかもしれない・・と心配です。家でできる対策や救急車を呼ぶタイミングを教えてください。
熱性痙攣の対応を教えてください。
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なだ先生 熱性痙攣(ねつせいけいれん)は、いつ起きるかは分かりません。
ただし、一般的にお父さんやお母さんが熱性けいれんを経験したことがある方は、引き起こしやすいのも事実です。これを家族歴といいます。

なだ先生 熱性けいれんに対して、家でできる対策は正直ありません。
けいれんした時は、どうしても慌てるし、怖いと思います。
まずは、けいれん時は嘔吐しやすいため、顔を横に向けるようにしましょう。上を向いたままの状態で嘔吐すると、窒息の危険もあります。
救急車を呼ぶタイミングですが、熱性けいれんを引き起こしたら呼んで大丈夫です。何分待ってから・・という話もありますが、そんなに待てないですよね。救急車を呼ぶ際は、状況を落ち着いて説明しましょう。
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体調を崩した時に受診するタイミングはいつが良いのでしょうか。鼻水程度でも心配ですぐに病院に行きがちだけれど、良いのでしょうか?
鼻水程度でも受診して良いですか?
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受診して良いと思います。私たち小児科はお子さんの診断にあたるのはもちろん、ご家族の不安に応えるというお仕事も大事な役割だと思っています。

なだ先生 心配な時や不安な時に受診して嫌がる小児科医はいないと思います。
総合病院など大きな病院は気軽に行きにくいですが、クリニックは気になることがあれば気軽に行って良いところだと思っています。
心配な時はいつでもご来院ください。
鼻水のみの症状に関して言えば、1週間くらい続いている場合は受診しましょう。
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熱が出てしまった時の対処法を教えてください。
熱が出てしまった時の対処法
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熱は1日のうちでも朝は低めで、夕方は高めになります。元気な時に1日何回か熱を測るとその子の平熱がわかります。

なだ先生 平熱から1度以上高ければ、熱があると考えて良いでしょう。
熱が出た時はいつ頃・何度ぐらいのお熱が出たかを記録しておきましょう。1日のうちでも熱は上がったり下がったりします。熱が続いているときでも、下がっている感じなのか上がっている感じなのかを把握することも大切です。グラフにして受診すると良いかと思います。
熱が高いと頭がどうにかなるんじゃないかと不安になりますよね。

なだ先生 小児科医の私でも自分の子どもが40度熱を出すとさすがに怖くなります。
風邪をひいた時に出る熱はウイルスをやっつけるために自分が出している熱です。41度程度まで上がる可能性はありますが、それ以上は上がりません。
熱を下げる対処法として解熱剤を使用する人も多いと思います。解熱剤で病気は治りませんが、38.5度以上で辛そうにしていたら使ってください。中には、39度以上熱があっても元気な子もいます。そういったお子さんの場合、熱を下げてもメリットはありませんので、あえて解熱剤を使う必要はありません。
また、睡眠をとることは大切なので、起こしてまで解熱剤を使う必要はありません。解熱剤を使用したら最低6時間は使用間隔を開けてください。
ワンポイントアドバイス
坐薬の解熱剤を使う時はオリーブオイルやベビーオイルなどの潤滑剤を使うと入りやすいです。坐薬がすぐに出てきてしまうこともありますよね。15〜30分も入っていれば吸収されています◎ただし、坐薬の形がそのまま残って出てきた場合は、もう一度挿れてください。形がほとんど残っていない場合は、再度挿れなくても良いでしょう。
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大人ならそこまで心配にならないレベルの怪我や病気も子どものこととなると放っておいて大丈夫?
大人では心配にならないレベルでも放っておいて大丈夫?
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やっぱり子どものこととなると、どういう状態か分かりにくく、心配になると思います。対処方法は病気や症状に応じて異なるため、一概には言えません。
迷われた場合は、小児科を受診しましょう。
また、夜間の場合、#8000(こども医療でんわ相談)の利用も良いでしょう。
ワンポイントアドバイス
#8000(こども医療でんわ相談)って?
#8000をプッシュするとお住まいの都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院のアドバイスを受けられます。
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帰宅した後、手洗いはできるがうがいができない赤ちゃんはどうすれば良いですか?
うがいができない赤ちゃんはどうすれば良い?
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うがいはできなくても、お茶とか水を飲むだけでもOKです。
監修 プロフィール

監修:名田 匡利
プロフィール
二児の父兼小児科医
気づけば小児科医として20年以上が過ぎ、その間に2人の娘を授かる。小児科医(医者)である前に、ひとりの父親でありたいと思う。こどもと関わる時間を大切にし、学校、幼稚園、地域のイベント、ボランティアに参加する日常を楽しむ。それにより、受診されるこども、ご家族の気持ちに寄り添えることに繋がると思っている。
2013年に岐阜市市橋に、なだこどもとアレルギーのクリニックを開院し、こどもの困り事に広く関わっていきたいと思っている。
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